3つの事業軸であるCI(車載マルチメディア機器)、AE(車載用電子機器)、コネクティッド(車載用通信機器)を武器にクルマと社会の価値向上を追求するモビリティソリューションパートナー。モノづくりからコトづくりへの要請が高まる中、組み込みソフトウェアエンジニアを中心とした採用強化のためにパーソルキャリアのRPOサービスを活用中。
採用市場でも競争が激しい組み込みソフトウェアエンジニアの採用について、人財開発室主査である本間稔久さんにパーソルキャリアRPOサービスとの取り組みをお伺いしました。
内情まで深く入り込んだ、かゆいところに手が届く提案
キャリア採用の人数が年々増えていくに伴い、応募者の方々とのやりとり、例えば面接の調整や採用チャネルの管理などが煩雑になってきたことがきっかけですね。採用プロセス上、工数がかかる業務についてはパーソルキャリアさんにお願いし、私たちはより採用の企画に集中する体制にしていくことに主眼を置いていました。
私たちはキャリア採用だけでなく、新卒採用、派遣請負管理も担当しており、かつキャリア採用の中でもリファラル採用や採用サイトからの直接応募への対応もあります。
こうした多岐にわたる業務を限られた人数で行わなければならないため、企画への完全シフトはまだまだ道半ばです。ただ、キャリア採用はパーソルキャリアさん経由の採用人数が多いため、エージェント様対応や選考書類のスクリーニング支援、面接調整、その後の採用プロセスでのフォローアップなど、パーソルキャリアさんの協力がなかったらどうなってしまうことか。到底、私たちだけでは手に負えないため、非常に助かっています。
2021年に改めて他社のRPOサービスを調べ、比較検討をさせていただきましたが、コスト面、サービス内容のバランスがいちばん良かったんです。長くお付き合いさせていただいてることもあり、当社に対する理解は優れていると思います。内情まで深く入り込んでくれて、かゆいところに手が届く提案やサービスを提供してくれていると思います。
特に私たちが求める組み込みソフトウェアエンジニアは採用市場で獲得競争が厳しい領域です。そうした中で私たちが採用数を増やす目標を掲げたときも、無理だとは決して言わず、前向きにいかに求職者へ情報を届けるかなどを定例会議で一緒になって考えてくれています。実際、難しいターゲット人材にもかかわらず、エージェント様を通じ確実にリーチの幅は広がっています。厳しい採用市場であることはお互いに理解しつつ、どうすればお互いのノウハウの相乗効果を出せるか、この状況を突破できるかを一緒に考えていただいていますね。
応募者に寄り添って一緒に将来や夢を描いていく
私たちが求める人材は大手企業をはじめ多くの企業も探し求めているエンジニアです。正直、差別化は非常に難しい課題ではありますが、応募者の方へ正しいデンソーテンの姿と将来性をお伝えしたいと思っています。例えば、CI、AE、コネクティッドといった3つの事業軸を併せ持つ企業であり業界を引っ張っていくポジションにいること。これからのクルマと生活の価値を変えていくポテンシャルが十分あることをお伝えしています。
そのうえで気をつけているのは、応募者の方々が当社でどうして行きたいのかという志向に寄り添って、期待に応える情報や不安を払拭する情報を提供することです。やはり一人ひとりに納得して入社していただき、末長く活躍していただきたいので、その方がもつ力を伸ばすにはこんな研修プログラムがある、いまこんな制度が整いつつあるからこんなこともできるといった私たちの実態に沿った可能性をお話しできる範囲で行い、一緒に将来や夢を描いて差し上げるようにしています。
私は学生の頃から好きだった音楽とクルマに携わりたいと思い、前身である富士通テンに入社しました。カーオーディオを通じて、音楽とともに運転する楽しさを届けたいという志をもって営業、広報、人事を歩んできました。そんな中で、どの部門にも尊敬できる先輩・同僚がそばにいて、こうなりたいと目指せる人たちがいました。自分を成長させてくれる素晴らしい人がいることが当社の大きな魅力かなと思います。さらにデンソーの良さが融合されて、また新しいテンらしさが生まれようとしています。もっと当社を見て、知ってほしいという想いが強くあります。
応募者へのより良い施策を一緒にブレストしていきたい
当社にフィットする人材を一人でも多く採用するためには、応募者に対するブランディングや採用プロセスのスピードアップなどは現在直面している課題だと思っていますので、ぜひ一緒に解決策を考えていただきたいと思います。応募者に対するより良い施策をどんどんご提案いただいて、定例会議で一緒にブレストしていきたいですね。
今後も厳しい採用状況はつづいていくと思いますが、当社だけでは知ることのできない採用市場を俯瞰した情報や採用手法の成功事例をご提供いただきたいと思います。当社の採用部門の一員として、より良い出会いを創出できるように、これからも二人三脚で歩んでいただけたらと思います。