2025.03.19
人材紹介
苦戦が続く、営業職採用。企業ごとに特色のある“営業”だからこそ、人材紹介サービスが活かせる理由
dodaの調べによると、2025年上半期以降も営業職の求人数は増える見通しです。2025年2月の転職求人倍率を見ても、全体では2.46倍、営業職では2.88倍となっており、営業職の採用難度の高まりがうかがえます。さらに、人口の多くを占める団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となる「2025年問題」などの影響もあり、今後も人材不足が加速していくと予想されています。
営業職の採用活動をしている中で、自社の採用要件を下げられず、また年収などの諸条件を上げられず、応募が集まらないことが課題となる企業も多いのではないでしょうか。
この記事では、営業職の転職希望者が転職活動で企業に求める環境などのニーズや、具体的な転職理由とともに、企業が人材紹介サービスを活用して採用に成功するためのノウハウをお届けします。
営業職の採用はなぜ難しいのか
営業職と一口に言ってしまえば、その母集団の多さを踏まえても多くの応募数を集めることができる可能性があります。ただ、実際には業種の違いだけにとどまらず、
- 法人営業
- リテール営業
- 代理店営業
- 海外営業
- メディカル関連営業
- 営業マネージャー
- 有形商材/無形商材
- インサイドセールス/フィールドセールス
など、具体的な職種が多岐にわたるのが営業職であり、採用要件を細かくすればするほど採用難度が高まることも、想像に難くありません。
営業職の転職希望者のニーズとは
では、営業職の転職希望者は企業にどんな環境や条件を求めているのでしょうか。パーソルキャリアで各業種を担当するキャリアアドバイザー協力の下、主なニーズをまとめました。
■転職希望者の悩み・不満
- 休みが少ない、土日は休みたい
- 残業時間が長すぎる
- 業績ノルマが厳しい、仕事内容がハードすぎる
- 年功序列的な風土が残っており、自身が想定したキャリアを築きづらい
- ビジネスのスピード感が他企業に比べると遅い
- より専門性の高い仕事がしたい(誰でもできる仕事に感じる)
- インセンティブによって年収が不安定になる
- キャリアパスが無い(キャリアパスは営業だけだ)
■転職希望者が知りたいこと
- 営業対象は個人か、法人か
- 新規開拓か既存顧客への営業か、割合はどれくらいか
- 営業職社員の平均年収。インセンティブ制の場合はその詳細について
- 目標の決まり方
- 会社の将来性や安定性
- 扱う商材の価格帯
- 担当する営業先(企業規模や、やりとりする部門など)
- 担当顧客数
- 勤務地や担当エリア
- 教育体制
- 離職数/離職率
■転職希望者が求めていること
- 同業種や同領域の営業だと転職するベネフィットがあまりない(年収や社格が上がるなら検討の余地あり)
- 専門性が身に付く環境で、中長期で働きたい
- 短期で実績を出して、インセンティブで稼ぎたい
- 実力や実績、成果が重視される会社に行きたい
- 個別のスキル(プレゼンが得意、ヒアリングが得意など)が活かせるセールス組織へ移りたい
- 商社や代理店ではなく、メーカーなどで自社の商材を扱いたい
営業職の採用に成功するためのポイント
① 転職希望者目線で自社を魅力的にアピールする
自社の求める人材がどういう人なのか、転職理由は何なのか、さらにどのような志向性があるのかを理解した上で、求人票などで自社をアピールしていく必要があります。
転職希望者目線を持つ上で大切になるのが「志向性」の理解です。転職希望者の志向性という概念は、「挑戦志向」「安定志向」「キャリア志向」などといった具体的な志向を指します。たとえば、挑戦志向を持つ転職希望者は、新しいことに積極的に取り組み、成長意欲が高い傾向があります。
また、志向性を理解することは、採用活動のほかに入社後の配属や評価、研修、育成など多岐にわたる人事業務においても重要になることから、採用成功のみならず入社後活躍を後押しすることにもつながります。
② 採用要件を適正化する
営業職の採用において、自社の採用要件を下げられず、応募が集まらないという悩みを抱える人事・採用担当者も多いのではないでしょうか。そこで確認したいのが、業務内容や年収などが自社の知名度など転職市場における立ち位置に対して適切な採用要件になっているかです。たとえば、自社で育成環境が整えられたり、業種未経験でも活躍できる環境があったりする場合は、経験者のみならず未経験者へも要件を広げることも検討してみましょう。
③ アプローチするデータベースを広げる
自社の採用手法を改めて見直すことも、採用成功に向けて必要になるかもしれません。たとえば、現在利用しているのが人材紹介サービス2~3社だとしたら、さらに他社を利用してみることもオススメです。人材紹介サービスといってもdodaのような総合型のものから、業界や職種に強みを持つ専門型のもの、スタートアップやベンチャーに強みを持つもの、エリアによって強みを持つものなど、さまざまなサービスがあります。doda人材紹介サービスは、業界トップクラスの規模を誇るデータベースから、業種・職種に合わせた多様な求人ニーズにお応えしています。
人材紹介サービスを活用した営業職採用のメリット
求人広告やダイレクト・ソーシングなど、さまざまな採用手法がある中で、ここでは人材紹介サービスを活用した営業職採用のメリットをご紹介します。
■工数をかけずに自社の採用要件に合わせて母集団形成ができる
前述の通り、営業職は業種や具体的な職種の幅広さによって多岐にわたります。そこに、自社の採用要件が合わさることで、特に知名度で大企業よりも採用難度の高い中堅・中小企業では母集団形成に悩む人事・採用担当者も多いのではないでしょうか。
・急な欠員が出てすぐに採用がしたい
・採用負荷がかかっており、応募者対応などの時間を軽減したい
・既存の採用手法で採用がうまくいっていない
・採用手法や年収相場など、採用全般についての知見がないためアドバイスが欲しい
人材紹介サービスでは、上記のような課題をリクルーティングアドバイザーなどの専任の担当者が支援しています。
■転職希望者のニーズをくみ取った求人票を作成し、魅力付けができる
営業職は多岐にわたる職種でもあることから、自社の求める人材の転職理由や志向性を、人事・採用担当者が工数を割いて深く理解することは現実的に難しいと感じる人事・採用担当者も多いのではないでしょうか。
人材紹介サービスでは、専任の担当者がヒアリングを通して自社の採用課題を明らかにし、転職希望者の求める環境や、転職理由、志向性などのニーズに合わせて魅力的な求人票を作成。求人数の多い営業職だからこそ、自社ならではの魅力を記載し、転職希望者に人材紹介サービスを通じてアプローチすることで、それまで応募を集めることができなかった対象へも求人票を届けることができます。
■営業職の転職希望者の豊富なデータベースが利用できる
doda人材紹介サービスは、業界トップクラスの規模を誇るデータベースがあり、営業職はその中でも最多の18.9%の人材が登録しています。そして、販売サービス職の経験者も次いで13.9%と多いため、商材や営業職種の内容を踏まえて採用要件を見直すことができれば、求める転職希望者を広げて検討することも可能です。
■採用プロセスの改善につながる
たとえば、人材紹介サービスを活用していることで、応募者が1次選考で通過しなかった場合でも、「履歴書や職務経歴書からはわからないこんな人材を求めている」といった擦り合わせが可能です。また、キャリアアドバイザーだから知ることができる応募者の本音のフィードバックを受けられたり、応募者への丁寧なコミュニケーションを通して企業へのネガティブなイメージを払しょくできたりと、企業側が本来行いたいプロセスを、工数をかけずに実施することができます。
さまざまな職種がある営業職だからこそ、人材紹介サービスの活用が採用成功につながる
法人営業やリテール営業、海外営業…さまざまな職種のある営業職。その転職希望者数は多い一方で、転職求人倍率は上がり、採用難度が高まり続けています。
忙しい人事・採用担当者だからこそ、営業職採用に人材紹介サービスを活用するメリットは多いです。doda人材紹介サービスでは専任のリクルーティングアドバイザーが貴社の状況に寄り添い、採用を支援しています。まずは情報収集段階から、dodaへお気軽にお問い合わせください。
採用決定時に費用が発生する“完全成功報酬型”の採用支援サービスです。初期費用0円のため低リスクで効率的に欲しい人材を採用することが可能です。サービス詳細については以下からお気軽にお問合せください。
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