2025.01.29
ダイレクト・ソーシング
提示年収のミスマッチを減らすには…?転職市場を理解して採用条件を見直すdoda ダイレクト活用法
近年、転職市場は厳しさを増しており、最適な人材の採用は一層困難となっています。転職求人倍率が高止まりする中、「年収」をはじめとした条件が転職先を選ぶ重要な要素となっており、企業は市場の動向を理解しながら対応することが求められています。
そんな中で注目したいのが、企業が自ら転職希望者へアプローチできるダイレクト・ソーシングを活用し、転職希望者ごとの現年収や希望年収などを確認しながら効果的に採用活動を進める方法です。パーソルキャリアが提供する「doda ダイレクト」では、転職希望者ごとに転職意欲を確認したり、カスタマーサクセス担当者の手厚い支援を受けたりしながら採用を進めることが可能。企業独自の採用ノウハウを蓄積することにもつながっています。この記事では、ダイレクト・ソーシングを活用して効率的かつ柔軟に採用活動を行う方法を解説します。
doda ダイレクトは、日本最大級のスカウト会員データベースに企業が直接アクセスし、転職希望者の登録情報を確認した上で、直接スカウトメールが送れるサービスです。サービス詳細については以下からお気軽にお問合せください。
なぜ「採用条件の改善」が必要なのか
dodaの調べでは、2024年12月の転職求人倍率は3.15倍(前月差+0.33pt/前年同月差‐0.07pt) となっており、転職市場では引き続き採用難度が高い状況にあることがわかりました。
出典:転職求人倍率レポート(2024年12月)
転職希望者にとっては数多くの企業を吟味できる状況であり、その中から企業が自社を選んでもらうためには、面接対応などのソフト面だけでなく、年収などのハード面も重要であることは言うまでもありません。
dodaが転職希望者に対して行った調査では、「給与が低い・昇給が見込めない」ことを理由に転職を決意する人が増えていることもわかっています。物価高や賃上げのトレンドが進む中、年収は以前にも増して、転職先を決定する際の重要なポイントになっているのです。
転職市場を見ながら採用活動を行う方法
とは言え、どんな企業も無制限に年収を高めることはできません。転職市場の現状や転職希望者の個別の希望に応じて、条件を柔軟に設定する必要があります。
そのため、近年では自社で転職希望者へアプローチする「ダイレクト・ソーシング」の手法を通じて、転職市場を見ながら採用活動を行う企業が増えています。転職希望者の情報を確認しながら採用を進めることで、ミスマッチの少ない採用が実現する可能性が高いからです。
たとえばダイレクト・ソーシングでは、転職希望者の現年収や経験業務、保有スキルなどを確認した上で、現年収を超える条件を提示すべきかどうかを検討できます。同時に、自社が求める人材を採用するために必要な年収を把握することも可能です。
こうしたダイレクト・ソーシングの強みに加え、dodaでは募集ポジションの市場マッチング度合いを無料診断できるサービス「HR forecaster」も提供。「営業職経験者×四年制大学卒業(卒業後5年)×東京都在住」といった条件で求める人材情報を検索し、転職市場全体の年収情報を調べることも可能です。
転職希望者の状況に合わせてアプローチするには?
ダイレクト・ソーシングで転職希望者の現年収を個別に確認し、求める人材としてアプローチしていく際には何が必要なのでしょうか。自社の条件と照らし合わせて「年収が合う場合」「年収が合わない場合」でそれぞれ見ていきましょう。
年収が合う場合
求める人材の現年収を超える条件を提示できる場合は、その情報も含めて対象者に合ったスカウトメールの文面を作成し、送信しましょう。
ただし、現年収を超える条件を提示するだけで自社への応募意欲を高めてもらえるわけではありません。大切なのは転職希望者に寄り添うこと。現職への不満には給与だけでなく、人間関係や職場環境、福利厚生などが含まれることもあります。そうした本音をつかみ、自社で解決できることを提案することが必要です。選考プロセスの中では、現職への不満や転職への不安を丁寧に聞いておきたいところ。いきなり年収だけで勝負しようとして失敗することも珍しくありません。
年収が合わない場合
求める人材の現年収を大きく下回る条件しか提示できない場合は、他の検索方法を活用して対象者を見直すことも必要です。市況感や自社の状況を再度整理し、スカウトメールを送る対象者を決めていきましょう。
ダイレクト・ソーシングで求める人材の検索を続けていけば、「経験○年なら年収は●●●万円くらい」などの相場観をつかめるようになっていきます。こうした定量情報を基に自社内で検討し、現実的な求める人物像の設定を行うことで、ミスマッチの少ない採用活動ができるようになっていくはずです。
このように自社採用力を向上できるのもダイレクト・ソーシングの魅力の一つ。自ら対象者を探し、自らアプローチしてクロージングする手法だからこそ、自社内に相場観や経験を蓄積できるのです。
doda ダイレクトの活用方法
次に、パーソルキャリアが提供する「doda ダイレクト」を活用してダイレクト・ソーシングを効果的に進める方法を解説します。
doda ダイレクトは、業界最大級のデータベース(スカウト登録数約373万人※)に登録する転職希望者のプロフィールや・職務経歴などを閲覧し、企業から直接面接確約のスカウトメールを送信できるサービスです。
※2024年6月末時点の累計スカウト会員登録者数(会員数はdoda/doda X会員DBの合算であり、定額プランはdodaの会員DBのみ閲覧/送信できます)
事実上の書類選考を画面上で済ませ、気になる転職希望者に「素早く・直接・企業側からアプローチ」することが可能。コストパフォーマンスに優れ、人材紹介サービスだけで採用するよりも採用コストを削減できるケースがあります。
そんなdoda ダイレクトならではの強みをご紹介します。
カスタマーサクセス担当者による支援が充実
前述したようにダイレクト・ソーシングを自社で活用することを難しいと感じる方もいるでしょう。そのためdoda ダイレクトでは、専任のカスタマーサクセス担当者が付き、セットアップから利用中のサポート、採用活動終了後の振り返りまで一貫して対応しています。
打ち合わせを定期的に実施しており、自社の求める人物像の明確化や求める人材の効果的な検索方法、アプローチ方法(求人票のつくり方やスカウトメールの送り方など)を徹底的にサポート。カスタマーサクセス担当者は「採用成功」をミッションとしており、そのために必要な支援を全力で提供しています。
転職希望者の「熱度」を確認できる機能
doda ダイレクトには、転職希望者の採用意欲や興味を確認しながらアプローチできる機能を備えています。これも転職市場を適切に見てアプローチするための機能です。
求める人材の検索結果一覧画面では、転職希望者の直近の転職活動状況を判別可能。それぞれの転職希望者の状況が「炎マーク」でわかりやすく表示されています。転職サイトを運営するdodaだからこそ、転職希望者の動きを可視化して配信効率を高められるように工夫しました。
現場担当者との連携をサポートする機能
中途採用の難度が高まり続ける中で、人事部門の担当者だけでなく、実際に採用する現場部門の担当者とも連携して採用を進めることが不可欠になっています。しかし、本業が多忙な現場担当者との連携を深めるのは簡単ではありません。
そこでdoda ダイレクトでは、人事・採用担当者と現場担当者がスムーズに連携できるよう、募集部門へ転職希望者のレジュメ評価を簡易に依頼できる「レジュメ評価依頼機能」を設けました。検索した転職希望者の評価依頼リストを作成し、登録している部門担当者のメールアドレスにリストを共有。「ぜひ会いたい」「興味あり」「対象外」の3段階で評価してもらい、リスト内からそのままスカウトメール送信設定が可能となる機能です。これにより、現場担当者とのやり取りがスムーズになり、スピード感を持った採用や、現場担当者の採用活動への参加も促しやすくなります。
一緒に働く人が見える「リクルーター設定」で応募数アップ
doda ダイレクトから送られるスカウトメールはすべて「プレミアムオファー」として表示。通常のDMと差別化し、転職希望者の興味を引きます。
さらにスカウトメールごとに「一緒に働くメンバー」を設定し、企業情報とともに「リクルーター・プロフィール」として自己紹介の文面や写真を登録可能。対象者ごとに訴求方法を変えられるようにしました。企業情報・リクルーター登録をしたスカウトは、応募率が通常の最大3.2倍となっており、転職希望者の企業理解や安心感の醸成をすることが可能です。
柔軟な採用活動とノウハウ蓄積を支援
ここまで見てきたように、転職市場が厳しさを増す中、柔軟で効果的な採用活動が以前にも増して重要になっています。
doda ダイレクトは、転職希望者の年収やスキルを個別に確認し、転職市場の状況に合った年収提示やアプローチを可能にします。さらに、カスタマーサクセス担当者の支援や各種機能を通じて、転職希望者に選ばれる採用条件を提示し、効率的かつ的確な採用を実現。企業の採用力強化やノウハウ蓄積のためのサポートもしています。
ダイレクト・ソーシングを最大限に活用し、今よりも効率的に採用活動を進めていきたいと考えている企業は、ぜひdodaへご相談ください。
doda ダイレクトは、日本最大級のスカウト会員データベースに企業が直接アクセスし、転職希望者の登録情報を確認した上で、直接スカウトメールが送れるサービスです。サービス詳細については以下からお気軽にお問合せください。
doda ダイレクトの導入・採用成功事例
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