2022.01.28(最終更新日:2024.10.15)
転職フェア
【企業向け】合同会社説明会(転職フェア)とは?出展するメリットやポイントを紹介
転職フェア・転職イベントとも呼ばれる合同会社説明会。たくさんの転職希望者と直接会って話せることが大きな魅力です。
合同会社説明会とはなにか、出展するメリットや費用、気をつけたいポイントについて解説します。
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合同会社説明会とは
合同会社説明会は、転職フェア・転職イベントとも呼ばれる会社説明会のひとつです。
会社説明会には「合同会社説明会」「個別会社説明会」の2種類があります。合同会社説明会は複数の企業がブースを出し、転職希望者に向けて会社の理念・事業内容・業務内容などを伝える場として活用されています。
「合同会社説明会」「個別会社説明会」の目的の違いは主に以下のとおりです。
合同会社説明会 | 自社を知らない転職希望者に魅力をアピールして母集団形成をする場 |
---|---|
個別会社説明会 | 自社にある程度興味を抱いている転職希望者により詳しく説明をする場 |
合同会社説明会の主催元は大きく3つ
合同会社説明会の主催元には、「公的機関(ハローワークや厚生労働省)」と「民間企業(転職メディア等)」「大学」の3つがあります。開催する会場の規模や出展料、来場者属性などにそれぞれ違いがあります。特に来場者属性に関しては、特定の業界や職種に絞るかどうかで、大きく2つに分けることができます。
業界・職種無制限型 | 業界・職種に関係なく多くの企業が出展する説明会 |
---|---|
業界・職種特化型 | 金融業界、ITエンジニア職など、特定の業界・職種のみが出展する説明会 |
合同会社説明会の出展にかかる費用は
ハローワークや厚生労働省などの公的機関主催の場合、出展料は無料のことが多いですが、そのほかのほとんどの合同会社説明会では出展に際し、出展料がかかります。
出展料については、開催される会場の規模、対象の業界・職種、出展日数、出展するブースのサイズ等によってさまざまです。
出展料以外に必要な費用
説明会で配る自社パンフレットの制作費のほか、来場者の興味を喚起するために、のぼり、椅子カバー、タペストリーなどブースの装飾があると効果的です。制作費は装飾の大きさや数によって変わってきます。
忘れがちな人件費
合同会社説明会には説明や面談を行う人事担当者や部門責任者のほかに、ブースに人を呼び込むアテンドスタッフなどが必要です。ブースの規模にもよりますが、当日5~15名ほどの自社社員の動員が必要です。事前準備から当日対応まで合わせると、それ相応の人件費がかかります。
合同会社説明会に出展するメリットとは
合同会社説明会への出展には、ほかの採用手法にはないメリットがあります。主なメリットは3つです。
- 応募前の人材に直接アプローチできる
- アプローチできる人材の範囲を広げられる
- 企業ブランディングにつながる
応募前の人材に直接アプローチできる
合同会社説明会では応募前の転職希望者と直接会って話ができます。会社や仕事の魅力をその場で伝えることができるので、応募への動機形成を行えます。また、呼び込みによって、自社に興味のない転職希望者に興味を持つきっかけをつくれる可能性もあります。
アプローチできる人材の範囲を広げられる
合同会社説明会には求人サイト(転職サイト)や人材紹介サービスに登録していない転職希望者も来場するため、今までアプローチしていなかった層に会うことができます。また、来場する転職希望者は転職意欲の高い人材が多いため、応募につながりやすいのもメリットです。
企業ブランディングにつながる
合同会社説明会には多くの転職希望者が参加しており、自社の認知向上にもつながります。自社社員との会話を通して、「この会社で働いてみたい」「この会社いいな」と興味を持ってもらうきっかけになるため、自社のファンを作る・増やすという企業ブランディングとしても活用できます。
合同会社説明会に出展する際に気をつけたいポイント
合同会社説明会に出展する上で気をつけたいポイントについて、ご紹介します。
- 事前準備・当日対応に工数がかかる
- 事前に話す内容をまとめておく
- 来場者に足を止めてもらう工夫が必要
事前準備・当日対応に工数がかかる
合同会社説明会では、事前にPRツールを準備したり、当日の面談対応をしたりと一定の作業が必要になります。また、当日の面談時には、人事部のほかに具体的な仕事内容を紹介する部門責任者も同席することが多いため、そのための工数を割くことができる社内体制が不可欠です。合同会社説明会には、事前準備や当日対応ができるリソースが自社にあることを確認した上で出展をすることをおすすめします。
事前に話す内容をまとめておく
来場者は一日で数多くのブースを見て回るため、1つのブースの滞在時間は長くても10~30分程度です。限られた時間で会社や仕事の魅力を伝えられるよう、事前にアピールしたいことをしっかりまとめておきましょう。
来場者に足を止めてもらう工夫が必要
合同会社説明会にはさまざまな企業が出展するため、来場者にまず「自社の存在に気付いてもらう、足を止めてもらうこと」から始まります。
当日を有意義な機会にするために、目を惹くブースの装飾や呼び込みスタッフの配置などを事前に計画しておきましょう。
合同会社説明会が効果的なケースとは
合同会社説明会はどんな時に利用するといいのでしょうか。合同会社説明会の効果が最大限発揮できるケースについてご紹介します。
- たくさんの人材と会って採用したい時
- 会社や仕事の魅力を広告などで伝えきれない時
たくさんの人材と会って採用したい時
合同会社説明会には転職サイトや人材紹介サービスに登録していない転職希望者も大勢来場します。一日で幅広い転職希望者と直接出会うことができるのは、ほかの採用手法ではできないことです。
会社や仕事の魅力を広告などで伝えきれない時
転職希望者からの応募を待たずに自社の魅力を伝えられること、さらに広告などの間接的なアプローチではなく、直接会って伝えられること。この2つを同時に実現できる機会は、合同会社説明会だけです。現場で働く社員から仕事の楽しさややりがいを伝えたり、場合によっては経営者自らと直接会話をしたりと、自社に興味を持ってもらうきっかけの場になります。
ファンを増やす活動にもつながるため、企業ブランディングとしても活用できます。
合同会社説明会を活用して、採用活動を成功させよう
合同会社説明会は、たくさんの転職希望者と直接話せて、アプローチの幅を広げられる採用手法です。合同会社説明会を有意義な場にするためには、事前準備と当日の運用体制がとても重要です。メリットと注意点を考慮した上で、新たな母集団形成手段の一つとして、出展を考えてみてはいかがでしょうか?
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