不動産業界・中途採用マーケットレポート(2019年9月発行)

2019年9月発行
業界別マーケットレポート

不動産業界

不動産業界中途採用マーケットレポートは、dodaに登録いただいた求人と登録者から、不動産営業職および不動産専門職についての登録者動向・求人動向・採用ポイントをまとめたレポートです。

不動産営業職

ここがポイント
  • 30歳以下の若手層が登録者全体の約60%を占める
  • 個人向けの営業職を中心に右肩上がりで増加中
  • 採用ターゲットにピンポイントで伝わる魅力訴求がカギ

不動産営業職の登録者動向

登録者詳細
不動産営業職の登録者詳細(2019年9月)

※対象:2019年6月1日~8月31日にdodaにご登録いただいた方

8月の登録は7月対比で109%に増加。年齢別で見ると30歳以下が全体の約60%となっている。
業種別の登録者数では、不動産仲介40%、ハウスメーカー22%で営業全体の60%以上を占める状況。

不動産営業職の求人動向

求人マーケット動向
不動産営業職の求人マーケット動向(2019年9月)

対象:2019年3月1日~8月31日にdodaにいただいた求人件数と登録者数。
※3月の数値を「1」とした場合の変化を表しています。

不動産営業職の求人数は増加傾向にあり、採用ニーズは高い水準で推移。特に個人向け営業の求人が増加しており、新卒採用難航の影響を受け、第二新卒層を採用しようという動きが強まっている。一方、法人営業案件は横ばいのため、個人向け営業と比べると比較的採用しやすい状況。

不動産営業職の採用成功POINT

異業界の営業職求人数が増え続けており、採用競合となる企業が非常に多い状況。
不動産業界の営業職の方は引く手数多な状況で、適切な要件定義を行い、母集団を広げることと、不動産業界ならではの魅力を明確にすることが重要。さらに、業界未経験者に対しては、不動産業界に抱かれがちなノルマや休日、給与体系などの先入観を払拭し、リアルな情報を適切に届けることがポイント。

不動産専門職

ここがポイント
  • 不動産専門職の登録者の約70%が不動産管理
  • 依然として、リーシング、プロパティマネジメント、不動産管理関連の求人増加が続く
  • 適切な要件定義、採用手法の拡大がポイント

不動産専門職の登録者動向

登録者詳細
不動産専門職の登録者詳細(2019年9月)

※対象:2019年6月1日~8月31日にdodaにご登録いただいた方

8月の登録者数は7月対比130%まで伸びており、2019年4月以降では5月に続く高水準で推移。
PM、マンション管理、ビル管理といった不動産管理経験者が最も多く、全体の約70%を占めている。

不動産専門職の求人動向

求人マーケット動向
不動産専門職の求人マーケット動向(2019年9月)

対象:2019年3月1日~8月31日にdodaにいただいた求人件数と登録者数。
※3月の数値を「1」とした場合の変化を表しています。

不動産専門職の2019年6~8月における求人数は2019年3~5月比で108%と増加。特にマンションや商業施設関連の管理ポジションが活況で、2019年8月は直近1年間で最大の求人数となっており、採用難易度が上昇している。

不動産専門職の採用成功POINT

経験者採用や資格必須の求人が多い中で、譲れない条件や最低限必要となる要件をどこに定めるのかを見極め、適切に要件定義することが重要。また、社員紹介(リファラル)やスカウト型のサービスなど、人材紹介サービス以外の採用手法も並行して実施しているケースや、
50代以上のシニア層に対して雇用形態を契約社員や嘱託社員などに変更して採用するケースも増加している。

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