doda ダイレクト導入の背景
弊社がメインで採用している職種はCRA(臨床開発モニター)です。専門的なスキルが必要な職種のため、もともとは人材紹介サービスを活用していました。しかし、ある程度の成果はでるものの、難易度の高い経験者の採用においては目標に届かず…という状態。業界内でも、この職種については採用が難しいことが話題となっており、ここ数年“リファラル採用”や“ダイレクト・ソーシング”といった、新しい手法の話をよく耳にするようになっていました。
そんな中、私たちの組織としても経験者の採用が必要な時期だったので、「自分たちの良さを、自分たちで伝えるサービスを使うことで採用を成功させられないか」と考え「doda ダイレクト」を導入しました。
実際使ってみると、応募獲得までのフェーズをお任せできる人材紹介サービスと比べて、「スカウトメールを送る対象者を検索する」「スカウト内容を一人ひとり考える」など「doda ダイレクト」の方がやるべきことはたくさんありました。初めてだったこともあり、どうすればいいかわからないことも多かったです。
しかし、doda担当者がたくさんサポートしてくれて。対象者をどう効率的に検索すればよいかや、スカウトメールをどんなタイミングで、どんな文面で送ればよいかなど、一緒になって考えてくれました。「doda ダイレクト」を選んでよかったと思うポイントの一つは、このフォロー体制ですね。本当に丁寧に、親身になって対応してくださいました。
結果としても、経験はもちろん志向性もぴったりの方を2名採用できたので満足しています。経験だけでなく、志向性も合う方が採用できるのは、自社の魅力を自分たちで伝えられる「doda ダイレクト」ならではですよね。
運用のコツ
今回弊社が「doda ダイレクト」で採用しようと考えていたCRA(臨床開発モニター)は、そもそも対象者が少なく、リーダークラスの経験者となるとデータベースに40名しかいない状況でした。しかし、採用要件を変えることはできない。そんな中で、doda担当者からアドバイスいただいたのが「条件にマッチする40名に対して、複数回、アプローチし続ける方法」でした。
1人の候補者に対して、多い人だと5~6通はスカウトメールを送っています。
ただ、同じ担当者から同じメールが何通も届くと失礼ですから、例えば1通目は私から会社紹介を、2通目は別の人事担当者からキャリアプランを、3通目は現場の部長クラスから…と「誰が何を送るか」という戦略はかなり細かく設計して送りました。
ここに関しては、doda担当者から丁寧にフォローしていただきましたね。二人三脚と言ってもいいくらい、しっかりと私たちの事業や強みを理解してくれて、たくさんアドバイスをいただきました。「信頼できるな」と感じたことを覚えています。
また、実際に運用してみて感じたのは“タイミングの重要性”です。
転職希望者にも気持ちの波というか、「よし、応募しよう」というタイミングがあります。何通目かでようやく既読になる人もいれば、2カ月の間に3通送った人から1通目のスカウトメールの返信が突然返ってくることもありました。
候補者が「転職しよう、応募してみよう」と思ったタイミングで目に留まるよう、“読んでもらえるメールを継続的に送り続けること“が、欲しい人材に振り向いてもらうためのカギなのではないでしょうか。
*記事内容や社員の所属は、取材当時のものになります