doda ダイレクト導入の背景
もともとはdodaの求人広告を利用していましたが、ITエンジニアの採用は売り手市場で常に人材不足。
経験年数などの条件をゆるめ対象を広げたとしても、目標の半分程度しか採用できない状態でした。
「欲しい層を採用するためには、潜在層にもアプローチしていかなければ」と考えていたタイミングで
「doda ダイレクト」をご紹介いただき、登録者数も多いことから試しに使い始めたのが2年ほど前です。
当時、効果に対して不安はありませんでしたが、1点懸念していたのはマンパワーがかかること。
私は週3日勤務で、人事・採用だけでなく労務も兼任しており、
導入当時はそれに加えて営業事務も担当していたので、本当にdoda ダイレクトを活用しきれるのか不安でした。
しかし、doda担当者の丁寧なフォローもあり乗り越えることができました。
導入当初こそ時間がかかっていましたが、慣れてくると長くても1〜2分、
早い場合は数秒でスカウトするかどうかの判断ができるように。
今では1週間に面接時間も含め10時間程度で採用業務を回せるようになっています。
効果についても、ITエンジニアの採用は年々難易度があがっていますが、
「doda ダイレクト」のおかげで、ある程度の実績を出せているので非常に満足しています。
とはいえ、引く手数多の方だと、面接には来ていただけても入社に至らないケースも。
今後は、案件や福利厚生などできるところから改善し、
“口説くための面接”も取り入れていきたいと考えています。
運用のコツ
週3勤務という限られた時間の中で成果を出すことができたポイントは3つあります。
【返信率の高いテンプレートの作成】
時間的にも1人ひとりにカスタマイズするのは難しいので、
代表が語りかけるような文章でスカウトメールを作りました。
何十回と書き直した末にたどり着いた、まさに試行錯誤の結果です。
今でも「この言い方は刺さらなくなった」「ここの言い回しは変えた方がいい」といった
細かいレベルで改善を繰り返しています。
doda担当者も毎回親身にアドバイスしてくれるので、一緒に作りあげてきたという印象です。
【転職希望者の志向性にあわせた求人票の送りわけ】
年齢やマネジメント経験の有無にあわせて変えられるように、
Javaエンジニアにも複数の求人票を用意しています。
レジュメから相手の志向性を捉え、最適なものを送るのがポイント。
例えば、20代後半でもマネジメント経験がありジェネラリスト志向の方には、
30代後半向けのものを送り「マネジメントやリーダー経験が積める」と伝えています。
逆に、ベテランでもマネジメント志向はなくコードを書くのが好きな方には、
若手向けの「ITエンジニアとしてのキャリアが積める」という求人を送るようにしています。
【現場との信頼関係とスムーズな連携】
私はITエンジニア出身ではないので専門的なことはわからないのですが、
書類選考は私一人で担当しています。裏を返せば、現場が私を信頼して一任してくれているわけです。
その信頼を裏切るようなことはできないと、いつも思っています。
わからないことや判断に迷ったときはすぐに現場に聞きますし、
自分自身でもWebサイトやEラーニングでプログラミングの勉強をして、
開発手法やアーキテクチャに関する知識をつけるといった努力をしています。
採用業務に限らず、日頃から社員との信頼関係を築くことを大切にしているので、
現場とスムーズな連携がとれるのは、日々の積み重ねが活きていると思っています。
*記事内容や社員の所属は、取材当時のものになります