採用担当者の声
<HRビジネスパートナー/人事責任者 小林実加様>
従来、レゴジャパンには人材採用に特化したチームがなく、基本的にグローバル主導で外資系の人材紹介会社を利用して採用を行ってきました。しかし、当社のレゴエデュケーション事業の採用に関しては、はっきりした「求める人材像」があるにもかかわらず、それが人材紹介会社の得意領域と合わず採用に苦戦していたんですね。また、日本では「レゴブロック」の認知が高いのに対して、レゴの日本法人があるということや、教育事業を行っていることはあまり知られておらず、認知度向上を含めた採用ブランディングを進める必要性もありました。
採用の「質」も「スピード」も上げなければいけない状況の中で、レゴジャパンが主体となって戦略的に採用活動を行う必要がある、そして日本の転職市場のことを熟知している日本の人材紹介会社を利用すべきと考え、本社に掛け合ってdoda人材紹介サービスを利用することにしました。
今回の採用に当たっては、採用要件の設定を最も重視しました。通常ならポジションと採用要件を一度説明したら、あとは推薦されるのを待つのですが、今回はdodaの担当者からの提案もあり、4回にわたって打ち合わせを実施。手法としては、採用ターゲットとなりそうな「候補者像」をレジュメの形でいくつか挙げてもらい、「この人はイメージと違う」「想定していた人物像と違うが、部分的にこの経験は評価できる」というように一つ一つ確認しながら要件を固めていきました。
そうした密な連携を通じて、より今の市場に即した採用ターゲット像を作れたこと、それによって実際の推薦数も増えたことが、採用成功の一番のポイントだと思います。長らく苦戦していたポジションだったのに、dodaを利用し始めたらこんなにもスピーディに採用ができて驚いています。また、同時期に別のポジションも募集しており、そちらのほうが採用難易度は比較的低く推薦も上げやすかったはずなのに、今回のレゴエデュケーションのポジションの重要性・優先度を理解し、そこに注力してくれたことにも満足しています。
部門責任者の声
<レゴエデュケーション 日本代表 須藤みゆき様>
「レゴ」と言えば玩具のブロックを思い浮かべる方がほとんどだと思いますが、当社では教育事業も1980年から行っています。「レゴ エデュケーション」として、幼稚園・保育園や小・中・高校に対し、レゴブロックを活用して子どもたちの創造力や論理的思考、コミュニケーション力を育む教育分野のソリューションを提案しているんですね。STEM教育(Science、Technology、Engineering、Mathematicsの頭文字を取った言葉で、国際的に用いられている教育分野のこと)にも力を入れており、日本では2020年から小学校でプログラミング教育が必修となることから、公教育の現場へさらにレゴエデュケーションを広めていきたいと考えています。
私たちのチームは、今回採用した方も含めて6名という少人数のチームで、販売代理店ともパートナーシップを組みながら、全国へ営業展開しています。対象が「ビジネス」をしている企業ではなく公教育の学校ですので、BtoBの営業とは違った素養も求められます。
今回採用したのは20代後半の男性で、前職では家電メーカーで営業・マーケティングの経験がある方。「教育」とはまったく関係ない業界の方でしたが、営業先の量販店のキーマンを見つけて共に販売戦略を練ったり、難局ではリカバリープランを現場に入り込んで一緒に考えたりという経験をしてきた方でしたので、当社の仕事にマッチすると判断できました。マーケティングの素養があったことも、ポイントでしたね。
現場からすると、欲しいのは即戦力。当初、私たちは「教育業界での経験があって、人脈もある」といった人物像にこだわっていました。でも、dodaの担当者から、「教育業界の経験がない方でも、このような職務や働き方を経験している人ならマッチするのでは」というような提案を数多くもらいました。レゴジャパンは50人程度の小さな組織ですから、1人欠けているだけで業務へのインパクトが大きいです。採用活動が長引くと、「もうこの方でいいんじゃないか…」と妥協してしまいそうになるのですが、そんな時に、私たちが考えもしなかった、それでいて的を射たクリエイティブな提案をしてもらいました。結果としてベストな方を採用できて、「採用のプロ」の力を借りることのメリットを強く感じました。
*記事内容や社員の所属は、取材当時のものになります