ヤオキ商事株式会社「施工管理職3名・営業職6名の採用事例」

導入・採用成功事例
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採用成功事例
ヤオキ商事株式会社
技術系(建築/土木), 営業系

求人広告とdoda ダイレクトの併用で「施工管理職3名・営業職6名」を採用。経営トップが採用活動にコミットして給与・年間休日など待遇の大幅見直しも実現

採用成功のポイント

ポイント1
トップである会長自身が全ての一次面接に対応。IQテスト・適性テストを組み合わせて精度の高い見極めを実施
ポイント2
経営トップが採用活動の最前線に立ったことで市場への理解が深まり、「年間休日90日→120日」へと大幅改定。報酬の見直しにも着手
ポイント3
求人広告とdoda ダイレクトを併用し、約1年で施工管理職3名・営業職6名の採用に成功。doda担当者が経営トップと密な関係性を築いてくれた

採用担当者の声

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注力事業の鍵を握る「施工管理」と「営業」。いずれの採用にも課題を抱えていました
  • ヤオキ商事株式会社 総務部 経理部長 求人担当 山下晃子様

当社は創業53年、アパートを自社で建築・販売する建売アパート事業を軸に成長してきました。これまでに培った300棟以上の建築実績と技術力を活かし、現在は土地オーナーさまに対してアパート建築を提案する請負事業にも注力。戸建住宅を建てにくいような土地でも工夫次第で高性能な木造アパートを建てることができ、土地オーナーさまの幅広いニーズに対応しています。

この事業を拡大していく上で鍵を握るポジションは2つ。1つはアパート建築を担う施工管理職です。木造建築の施工管理経験者を求めて中途採用を行っていますが、転職市場の中でも非常に採用難易度が高い職種で、当社が求める人材と出会うのは簡単ではありません。施工管理職ポジションの転職希望者の多くは現職よりも充実した給与や待遇を求めていると聞きます。しかし、かつての当社は年間休日数が90日と少なく、他社と比べて給与水準が特段高いわけでもなかったので、なかなか転職希望者に振り向いてもらえなかったのです。

もう1つの採用強化職種は営業職。当社の請負事業では、地域の不動産仲介業者さまとの関係性を深め、仲介業者さまにとって魅力ある商材としてアパート建築提案を活用してもらうことが営業職のミッションとなります。当社で活躍している人材のスキルを解き明かすと“お客さまにかわいがってもらえる人間力”が重要となるため、あえて不動産業界に絞らずに顧客と関係構築ができるコミュニケーション能力を重視して募集をしてきました。

営業職は施工管理職と比べれば応募が集まりやすい傾向にありますが、社内の選考プロセスには課題を抱えていました。当社では、私たち人事・採用担当者が一次面接を行った上で最終決裁者である会長が最終面接を行っていたのですが、ここで会長の採用基準に届かないケースが続出していたのです。業界未経験の幅広い転職希望者を対象としていたこともあり、どんな人なら会長の基準をクリアして活躍してくれるのか、見極めの基準を見直す必要がありました。

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経営トップが採用活動に深くコミットしてくれたことで、長年変わらなかった年間休日数が90日から120日へ増えました
  • ヤオキ商事株式会社 総務部経理部長 新人教育担当 足立哲也様

当社がまず見直しを図ったのは選考プロセスです。最終面接でなかなか合格を出せないことを会長自身も課題視しており、「一次面接を全て自分が対応する」と言ってくれたことがきっかけでした。

その言葉通り、現在は営業職採用も施工管理職採用も一次面接を全て会長が実施。事前に会長のNG日程を確認した上で「面接時間帯」を確保してもらい、予定を素早く調整しています。一次面接を通過した方には適性検査を受けていただくフローを追加し、採用基準を擦り合わせしています。

こうして会長に採用の第一線を経験してもらったことは、応募の障壁となっていた給与・待遇の見直しにもつながりました。実際に採用活動を進める中で、施工管理職の応募が集まらないのは給与・待遇が他社より見劣りしているからだと会長が認識してくれるようになったのです。私たちからもdodaの担当営業を通してヒアリングした求人広告の他社事例や、応募者が求人を検索する際に重要視しているという年間休日数についての課題感を説明しました。

その結果、完全週休2日制が導入されて年間休日数が90日から109日に、さらに120日へと、段階的ではありますが、実に30日分の休日数アップが実現しました。

報酬面での見直しも進め、施工管理職は従来の「月給60万円+賞与」から「年俸800万円」へ、営業職は従来の「月給32万円+賞与」から「月給40万円(業績・成果に応じて報奨金あり)」へと、転職市場で戦える水準へ引き上げることができました。

昔ながらの感覚のままでは何十年も変わらなかった休日数が一気に増えたことは、既存の社員からも好意的に受け止められています。会社としても休日数増加が業績にネガティブに響くことはありませんでした。これらの良い変化は、トップが採用活動に深くコミットしてくれたからこその結果だと思っています。

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約1年で施工管理職3名・営業職6名の採用に成功。今ではゆとりを持って採用を計画できるようになりました

こうした準備を整え、私たちは求人広告での打ち出しを強化していきました。以前は他社媒体を主に活用していましたが、TVCMでの露出が多いdodaであれば、これまでに出会えなかった転職希望者にも出会えるのではないかと考えたのです。

求人広告の内容を詰めていく上では、doda担当者から情報の伝え方のアドバイスをたくさんもらっています。たとえば、営業職募集で最も効果的だったのは「未経験でもいい。むしろ、それがいい!」というコピー。未経験者を本気で求めていること、給与・待遇面をわかりやすく伝えることを意識してストレートに打ち出しています。

ただ、求人広告を出稿したばかりのタイミングではあまり応募数が伸びなかったこともあり、自分たちからアプローチできる手法を持つために「doda ダイレクト」を併用することに決めました。日ごろの業務と並行してスカウトメールを送るのは大変でしたが、1000通を目標にしてやり切り、営業職の採用につながっています。

2023年後半からのさまざまな取り組みを通じて、施工管理職で計3名、営業職で計6名(入社予定含む)の採用成功に至りました。

採用決定者プロフィールの一例を挙げると、施工管理職では1級建築士と1級施工管理技士の資格を持つ40代の方が入社しています。前職では人間関係の悪さや待遇の低さに不満があり、当社の給与水準・待遇に満足して入社を決めてくれました。

営業職では、アパレル業界から転身した不動産業界未経験入社第1号の方が現在トップセールスとなっています。前職では残業が多く、休日も少なかったそうで、現在の当社の働き方に魅力を感じて入社してくれました。この方が入社後に活躍しているのが未経験者にとって良いロールモデルとなり、不動産業界未経験の営業職をdoda経由で6名採用することにつながっています。

ここまで採用が順調に進むようになったのは、当社のことを深く理解して寄り添ってくれるdoda担当者の尽力があるからこそだと思っています。会長の考えも深く理解してくれて、当社が何を重視しているのかをわかってくれているので、今では求人広告掲載時の原稿内容を全てお任せしてもいいくらいの安心感がありますね。

おかげさまで施工管理職は充足しつつありますが、営業職は今後もさらに採用していく計画です。新たに入社する人の育成スケジュールを踏まえ、ゆとりを持って無理なく採用を進めていきたいと考えています。

*記事内容や社員の所属は、取材当時のものになります

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