<事業責任者の声>
当社は長年にわたり、ウェブの脆弱性テストなどの分野で実績を重ねてきました。組込みソフトウエアのメーカーさまとの取引が多いことも特徴で、ソリューション事業部には近年、車載ソフトウエアを中心にIoTデバイスのサイバーセキュリティに関するご相談が数多く寄せられています。そのためセキュリティコンサルタントとプロジェクトマネージャーを兼任できるハイクラス人材の採用を強化しています。
しかし、セキュリティエンジニアは売り手市場であり、さらに車載ソフトウエアの組込み技術に精通した人となると、経験者はほとんどいません。他領域のITエンジニアにも枠を拡大し、「ハイクラス×ポテンシャル」人材の採用を進めていく必要があると考えていました。
そこで重視するようになったのが、私自身が担当するカジュアル面談です。打ち解けた雰囲気をつくって採用候補者とフランクに会話しながら、まずは事業について理解してもらえるようにしています。サイバーセキュリティは難解な領域なので、「システムを守る側に立つ」という役割をわかりやすく伝えるために、クルマや家電などセキュリティリスクのある身近なモノを例に挙げて説明することが多いですね。
また、引く手あまたのハイクラス人材と向き合う際には、「当社が選ぶのではなく相手に選んでもらう」というスタンスで面談することが大切だと思っています。
転職希望者は、転職という大きな決断に当たって企業の現状はもちろん、直面している壁についても知りたいと思いますよね。また自分自身が飛び込んでいく事業の責任者、この場合は私が、どんな人となりで、どのような考え方をしているのかも知りたいはず。そのためカジュアル面談では、私たちが抱えている課題についてもできる限り率直に伝えます。技術者としても、事業責任者としても、採用候補者と誠実に向き合うよう心掛けていますね。
そうした取り組みの結果、経験豊富なハイクラス人材の採用が着々と進んでいます。ソリューション事業部はまだまだ成長途上。これまではプレイングマネージャーを中心にチームを拡大してきましたが、今後は属人性頼みではなく仕組み化も重要となります。事業に直接貢献していただくことはもちろん、大企業などの成熟した組織のノウハウをインストールしていただくという意味でも、ハイクラス人材の活躍には大いに期待しています。
<採用担当者の声>
当社では2020年頃からハイクラス人材の採用に人材紹介サービスを活用するようになりました。数ある人材紹介サービスの中で、最もハイクラス人材の採用に成功しているのがdodaです。
その理由は、dodaの営業担当者やCA(キャリアアドバイザー)、エグゼクティブエージェントのコンサルタントなど、当社の採用に関わってくれている皆さんが、私たちと同じだけの情報量・熱量を持って採用候補者と接してくれているからだと感じます。入社者に当社を選んだ理由を聞くと、「dodaの担当者が信頼できる人だったから」と答えるケースも少なくありません。
システムマッチングなど機械的なサービスが増えてきている中でも、dodaはコミュニケーションを大切にしてくれています。「ベリサーブの社風に合う人」など、言語化しづらい部分も一緒に考えてもらっていますね。
現在では採用案件そのものというより、今後の事業展開を考える上での戦略設計の段階からdodaに相談するようになりました。人材紹介サービスの基本は、企業が出した求人票に基づいて人材を探すことだと思います。しかしdodaはさらに一歩踏み込み、事業課題に対して人的ソリューションを提供するという視点で、必要なポジションや採用候補者を提案してくれるのです。
dodaとの関わりを経て、人事としての仕事の在り方も変わりましたね。ハイクラス人材の採用で言えば、一人一人の採用候補者に合わせた選考フローをカスタマイズして組むようになりました。パーソルキャリア内で密に情報共有し、担当者間で連携してもらっていることもあって、2022年の1Qから3Qにかけては内定承諾率が44%から69%へと上昇。選考フロー全体を見ても、以前は40日程度かかっていたものが1カ月程度まで短縮できました。
*記事内容や社員の所属は、取材当時のものになります