<採用担当者の声>
はじめて転職フェアに参加した時から、手ごたえを感じていました。「これはいける」と。
もともと人材紹介サービスや求人広告をメインで採用活動を行ってきた当社が転職フェアに興味を持ったのは、ある選考会に参加したことがきっかけでした。そこでは、名だたる大手企業も多数参加しており、大手ですら人材不足なのだとあらためて痛感。“採れない時代”の今、待っているだけではなく自ら動いていかなければならないと考え、「攻め」の採用手法である転職フェアへの参加を決定しました。
とはいえ、はじめは右も左もわからず試行錯誤の連続でしたね。たくさんある企業のなかから当社のブースに足を運んでもらわなければ、転職フェアに参加した意味がありません。どうすれば当社に興味を持ってもらえるかを採用メンバーみんなで考え、さまざまな創意工夫を行いました。たとえば、残業が少ないことや年間休日が多いことをPOPにして壁に貼り出したり、呼び込みスタッフに「未経験歓迎」などのコピーが書かれたプラカードを持たせたり。その呼び込みスタッフの人選についても、人柄や対人スキルなどを熟考の上でメンバーを選りすぐるなど、あの手この手で思いつくことは一通りやってみたんです。これが功を奏したようで、東京、大阪、福岡で開催された転職フェアに参加し、それぞれ概算で60~80人ぐらいの方とお話ができ、各拠点で複数名の採用を実現できました。この結果には大いに満足しています。なお、実施した取り組みは次の転職フェアでも活かせるよう、毎回必ず効果測定を行うようにしています。
面談については、当社の特徴をまとめたプレゼン資料を使いながら説明。ただ画一的な対応をするのではなく、転職希望者一人ひとりに向けて説明のしかたやトーク内容をカスタマイズするよう徹底しました。転職希望者の数だけ転職理由がありますし、聞きたいことはそれぞれ異なりますから。なかには「まだ転職をそこまで真剣に考えていない」という方もいましたが、この機会に当社に興味を持っていただけたら人材をプールできると考え、転職の意欲に関係なくしっかりと当社の魅力を訴求いたしました。
また、各拠点でバラバラに採用を行うのではなく、全社で協力し合う体制を整えたことも採用成功の要因の一つだと言えるでしょう。蓄積したナレッジや情報を共有するようにしたのもそのため。東京のスタッフが大阪の転職フェアに参加するなど、スタッフ一人ひとりが地域にとらわれず活動するようになり、横断的な意見も生まれやすくなったと感じています。
dodaの担当者には、はじめての転職フェアで不慣れな私たちを親身にフォローしていただきとても感謝しています。準備の段階から転職フェア当日、アフターフォローまで、きめ細やかに対応していただきました。特に、スカウトメールの有用性は求人広告でも実感していたのですが、当社には文面作成のノウハウがなく困っていたところ、効果的な文面をご教示いただきとても助かりました。
今後も、転職フェアで得た経験やナレッジを活かしながら、多様化するさまざまな採用手法を積極的に取り入れ、より一層「攻め」の姿勢で採用を行っていきたいと考えています。
<入社者の声>
前職はオーガニック食品などを販売するショップの店長でした。新卒で入社して2年を過ぎた頃から、休みが取れない環境でこのまま働いていくことに疑問を感じるようになり転職活動を開始。でもその頃はまだ特にやりたいことが決まっていなかったので、情報集めのつもりで転職フェアに参加してみたんです。はじめは業種も職種も決めず、気の向くままに色々なブースで話を聞いていましたが、徐々に手に職がつく「エンジニア」に興味を持つように。それからはIT業界にしぼって本格的に転職活動を開始しました。とはいっても、活動方法はもっぱら転職フェア。求人広告もチェックしていましたが、実際に社員と会って直接話ができ、企業の雰囲気を肌で感じられる転職フェアが私には合っていると感じたからです。
当社の呼び込みスタッフに声をかけられたのは、次はどのブースに行こうか考えながら会場内を歩いている時でした。全くの未経験者である私にとって、研修制度がどの程度充実しているのかは最大の関心事。その点をうかがってみたところ、どんな講師がいてどういうカリキュラムで学習していくのかなど、他社よりもじっくり丁寧に説明してくれたことが好印象でした。最終的に、充実した研修制度が決め手となり当社に入社を決意。現在は研修生として鋭意勉強中ですが、入社前に感じた印象と実際のギャップは全くありませんでしたね。
転職フェアは、自分が知らなかった業界も知ることができるので視野を広げるのに最適です。また、実際にその会社の人と対面で話せるので、入った後で「思っていたのと違う」ということも回避できるのではないでしょうか。転職を考えている方には、ぜひ転職フェアの活用を勧めたいですね。
*記事内容や社員の所属は、取材当時のものになります