doda転職求人倍率レポート(2024年10月発行版)

2024年10月発行
doda転職求人倍率レポート

業種別・職種別に読み解く転職市場動向

パーソルキャリア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:瀬野尾 裕)が運営する転職サービス「doda(デューダ)」<https://doda.jp/>は、業種別・職種別の求人倍率を算出し、「doda転職求人倍率レポート」として発表しています。このデータは、業種ごと、職種ごとの転職市場における需給トレンドなどを表すものです。四半期に一度発行しており、今回は2024年7月~9月の求人倍率をまとめています。

doda転職求人倍率レポート(全国)

2024年9月の転職求人倍率は2.86倍
求人数が増加し、転職希望者数は減少したため、転職求人倍率は上昇
【全国】転職求人倍率、求人数、転職希望者数の推移(2024年10月発行版)

doda編集長の解説

2024年7~9月の転職マーケット

2024年7月~9月の転職求人倍率は、7月2.74倍、8月2.83倍、9月2.86倍となりました。

9月の求人数は前月比で増加し、引き続き高い水準で推移しました。9月は下期以降の体制整備に向けて求人の掲載を始める企業が多く、すべての業種で求人数の増加が見られました。
業種別で増加率が大きい「メディア」では、広告代理店やWebサービスの企業で特に
求人数が増加しました。広告代理店は近年のWeb広告需要の高まりから体制強化に向けた営業職や、生成AIの活用を推進するコンサルタントなどのポジションで増加が
見受けられます。
Webサービスの企業では、事業拡大に向けた法人営業職やエンジニアなどの職種で増加が見られました。転職希望者数も夏季休暇後の9月ごろより年内の転職を見据えて転職活動を始める人が増えるため、今年も増加しています。そのため求人数が転職希望者数の増加幅を上回ったため転職求人倍率は上昇しました。

2024年10月以降の転職マーケット

2024年度上期は、前年度と同水準・それ以上に企業の採用意欲が高い傾向が見られましたが、下期もその傾向は続くと推測され、10月以降も求人数の増加が見込まれます。特に欠員補充のための採用のほか、IT・DXや生成AIなどを活用するための専門性の高い人材のニーズは下期以降も続くことが予想されます。転職希望者数は、9月に続いて冬の賞与後の転職を見据えて転職活動を始める人が増えるため、増加すると予想されます。例年の傾向から、求人数が転職希望者数の増加幅を上回ることが予想され、転職求人倍率は上昇するでしょう。

(doda編集長 桜井 貴史)

業種別の転職市場動向(全国)

2024年9月の転職求人倍率は、前月差では12業種(「その他」は除外)のうち11業種で上昇し、前年同月差では12業種(「その他」は除外)のうち11業種で上昇しました。求人数は、前月比で12業種(「その他」は除外)のうちすべてで増加しました。前月比で求人数の増加率が最も大きかったのは、「コンサルティング」「メディア」(前月比105.9%)でした。

業種 2024年7月 2024年8月 2024年9月
求人倍率 前年同月差 求人倍率 前年同月差 求人倍率 前年同月差
全体 2.74 0.45 2.83 0.44 2.86 0.47
IT・通信 7.16 0.69 7.45 0.84 7.63 0.92
メディア 3.72 0.32 3.81 0.16 4.06 0.32
金融 2.58 0.55 2.80 0.62 2.81 0.68
メディカル 1.15 ▲ 0.01 1.16 ▲ 0.06 1.15 ▲ 0.04
メーカー 3.21 0.55 3.37 0.60 3.40 0.60
商社 1.69 0.22 1.75 0.19 1.80 0.23
小売・流通 0.67 0.17 0.69 0.15 0.69 0.16
レジャー・外食 0.81 0.10 0.83 0.08 0.86 0.11
エネルギー 2.62 0.51 2.68 0.50 2.75 0.44
建設・不動産 5.94 1.54 6.02 1.50 6.03 1.43
コンサルティング 8.46 1.91 8.87 2.61 9.75 3.94
人材サービス 8.06 1.42 8.49 1.74 8.65 1.63
その他 0.29 ▲ 0.00 0.31 ▲ 0.00 0.31 0.01

職種別の転職市場動向(全国)

2024年9月の転職求人倍率は、前月差では11職種(「その他」は除外)のうち9職種で上昇し、前年同月差では11職種(「その他」は除外)のうち9職種で上昇しました。求人数は、前月比で11職種(「その他」は除外)のうちすべてで増加しました。前月比で求人数の増加率が最も大きかったのは「事務・アシスタント」(前月比110.0%)、次いで「営業」(前月比104.4%)でした。

職種 2024年7月 2024年8月 2024年9月
求人倍率 前年同月差 求人倍率 前年同月差 求人倍率 前年同月差
全体 2.74 0.45 2.83 0.44 2.86 0.47
営業 3.01 0.56 3.08 0.51 3.17 0.54
企画・管理 3.48 0.16 3.64 0.26 3.82 0.42
エンジニア(IT・通信) 11.93 1.93 12.41 1.96 12.80 2.61
エンジニア(機械・電気) 6.15 1.76 6.53 2.04 6.52 1.84
専門職(メディカル) 0.80 ▲ 0.07 0.82 ▲ 0.07 0.80 ▲ 0.05
専門職(化学・食品) 1.83 0.53 1.91 0.55 1.95 0.55
専門職(建設・不動産) 6.22 1.44 6.15 1.23 6.21 1.31
専門職(コンサル・金融) 6.53 ▲ 0.62 6.81 ▲ 0.14 7.08 0.61
クリエイター 1.30 ▲ 0.12 1.29 ▲ 0.22 1.30 ▲ 0.18
販売・サービス 0.71 0.10 0.74 0.09 0.74 0.10
事務・アシスタント 0.46 0.07 0.49 0.09 0.53 0.11
その他 0.05 0.01 0.05 0.01 0.05 0.01

doda転職求人倍率の定義
「doda転職求人倍率」は、dodaの会員登録者(転職希望者)1人に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値です(小数第三位を四捨五入)。
【doda転職求人倍率=求人数(採用予定人員)÷ 転職希望者数】
※求人数と転職希望者数はdoda独自の定義により算出したものです。
※転職希望者の「業種」「職種」は、希望する業種・職種ではなく、直近の仕事の業種・職種です。

doda転職求人倍率レポート(関西)

9月の転職求人倍率は2.44倍
採用要件の見直しや面接官トレーニングの実施など選考体制のブラッシュアップが求められる
【関西】転職求人倍率、求人数、転職希望者数の推移(2024年10月発行版)

doda関西オフィス ゼネラルマネジャーの解説

2024年7月~9月の転職求人倍率は、7月2.40倍、8月2.45倍、9月2.44倍となりました。

今期(2024年7月~9月)の転職求人倍率は、前期(2024年4月~6月)と比べて上昇傾向にあり、引き続き売り手市場といえます。また、前年同期比では、求人数が124.0%、転職希望者数が96.1%となり、求人数は増加した一方、転職希望者数は減少となりました。現職での待遇改善が果たされたことや、見通しが不透明な景況などもあり、転職活動自体に慎重な姿勢を見せる方が増えたためと考えられます。

職種についてのトピックスとして、まず前年同期(2023年7月~9月の平均値)比で転職求人倍率の上昇が顕著なのは、「エンジニア(IT・通信)」(前年同期比+2.48)、「エンジニア(機械・電気)」(同+2.16)、「専門職(コンサル・金融)」(同+1.81)となりました。また、転職希望者の傾向としては、20代前半の若手層、また40代以上のミドル・シニア層が、ほぼすべての職域で割合が高くなっています。そうした中で、採用活動を行う各社は次のような2つの動きを見せています。1つは、新卒採用で苦戦したため、即戦力だけでなく24年卒を含む第二新卒人材も採用対象としたこと。もう1つは、中途採用者のオンボーディングや既存社員の育成の役割を期待して、40代以上のビジネスリテラシーがある方、あるいは育成経験がある方の、マネジメント層以外での採用を強化していることです。

10月以降の関西転職市場の動きとして、転職希望者の転職熱度(意向)は年末にかけてやや低下傾向が予想されますが、それ以上に来年1月以降は25年度を見据えた各社の採用活動が活況となるため、早期採用成功が実現できるよう早めの打ち手を作ることをお薦めします。

◆中長期的な組織成長をベースに採用要件をアップデートする
当初、即戦力の採用活動のみだった企業が、微経験者や未経験者も対象としたり、ベテラン層の採用を積極化するケースも出てきました。市況感を踏まえた上で、短期的だけでなく中長期的な目線で、採用要件の見直しやアップデートを実施することも重要となってきます。

◆転職希望者の志向に合わせた求人内容のブラッシュアップ
直近は、若手層に限らずミドル・シニア層も大幅なキャリアチェンジや仕事を通じた成長を追求する傾向が強まっています。そのような採用ペルソナを設定した上で、成長やスキル向上につながるようなキャリアステップを訴求することは重要です。また、社会貢献性やビジネスインパクトを重視した職務内容の打ち出しも効果的です。求人は細やかに情報のアップデート、見直しを行うことが大事です。

◆選考スピードの向上と面接力強化
転職希望者は、複数社で選考が進んでいる方がほとんどであるため、自社が選考過程であってもいかに選ばれるかが重要です。書類選考にかかる時間、面接調整および選考結果を伝えるスピードは1日遅れるだけで競合への入社意向が高まる可能性があります。面接で入社意向を高めるためには、現場や決裁者向けに面接力を向上させる対策を取ることが大切です。できることは数多くあるでしょう。

(doda 関西オフィスゼネラルマネジャー 河崎 達哉)

業種別の転職市場動向(関西エリア)

2024年9月の転職求人倍率は、前月差では12業種(「その他」は除外)のうち9業種が上昇し、前年同月差では「メディカル」(前年同月差-0.11pt)を除く11業種(「その他」は除外)が上昇しました。一方、求人数は、前月比で12業種(「その他」は除外)のうち8 業種が、前年同月比では「メディカル」( 前年同月比91.9%)を除く11業種(「その他」は除外)が上昇するという結果となりました。前年同月比で求人数の増加率が最も大きかったのは「コンサルティング」(同157.7%)という結果でした。

業種 2024年7月 2024年8月 2024年9月
求人倍率 前年同月差 求人倍率 前年同月差 求人倍率 前年同月差
全体 2.40 0.56 2.45 0.56 2.44 0.51
IT・通信 7.18 1.05 7.31 1.04 6.88 0.49
メディア 2.60 0.56 2.52 0.28 2.69 0.21
金融 2.22 0.73 2.13 0.67 2.23 0.74
メディカル 1.17 ▲ 0.09 1.17 ▲ 0.14 1.20 ▲ 0.11
メーカー 2.82 0.67 2.95 0.73 3.00 0.71
商社 1.31 0.28 1.35 0.28 1.37 0.24
小売・流通 0.51 0.12 0.52 0.11 0.56 0.13
レジャー・外食 0.85 0.01 0.90 0.11 0.95 0.14
エネルギー 2.74 0.73 2.79 0.90 2.54 0.34
建設・不動産 5.04 1.31 4.99 1.15 5.05 1.06
コンサルティング 5.49 1.53 6.26 2.32 6.11 2.18
人材サービス 8.05 2.43 9.02 3.25 9.17 3.34
その他 0.33 0.06 0.34 0.07 0.31 0.05

職種別の転職市場動向(関西エリア)

2024年9月の転職求人倍率は、前月差で11職種(「その他」は除外)のうち6職種が上昇、前年同月差では9職種(「その他」は除外)が上昇しました。また求人数は、前月比で11職種(「その他」は除外)のうち10職種が、前年同月比では9職種が増加となっています。一方で、転職希望者数は、前月比で11職種(「その他」は除外)のうち10職種が上昇、前年同月比では11職種(「その他」は除外)のうちわずか3職種のみ上昇し、前年と比べ全体的に転職希望者数の動きは鈍化傾向にあります。

職種 2024年7月 2024年8月 2024年9月
求人倍率 前年同月差 求人倍率 前年同月差 求人倍率 前年同月差
全体 2.40 0.56 2.45 0.56 2.44 0.51
営業 2.63 0.60 2.60 0.52 2.54 0.31
企画・管理 2.23 0.17 2.31 0.15 2.40 0.15
エンジニア(IT・通信) 11.99 2.92 12.39 2.40 12.05 2.10
エンジニア(機械・電気) 5.45 1.91 5.93 2.34 5.94 2.22
専門職(メディカル) 0.96 ▲ 0.14 0.98 ▲ 0.10 0.97 ▲ 0.10
専門職(化学・食品) 2.27 1.14 2.36 1.26 2.44 1.30
専門職(建設・不動産) 5.70 1.47 5.57 1.15 5.81 1.29
専門職(コンサル・金融) 6.08 1.34 7.17 2.48 6.14 1.61
クリエイター 1.02 0.00 1.02 ▲ 0.05 1.03 ▲ 0.02
販売・サービス 0.69 0.12 0.73 0.15 0.72 0.11
事務・アシスタント 0.30 ▲ 0.04 0.29 0.02 0.31 0.02
その他 0.04 0.03 0.05 0.03 0.04 0.03

※「転職求人倍率」は小数第三位を四捨五入。また、「転職求人倍率」の除数となる転職希望者数の業種(職種)については、希望業種(職種)ではなく直近の経験業種(職種)に準じている。
※想定勤務地に関西エリア(大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県)が含まれる求人、および、希望勤務地に関西エリアが含まれる転職希望者が集計対象。

doda転職求人倍率レポート(中部)

9月の転職求人倍率は2.97倍
「社会人1~2年目の第二新卒採用」「社会人20年目超のミドル・シニア採用」等のニーズが増加
【中部】転職求人倍率、求人数、転職希望者数の推移(2024年10月発行版)

doda中部オフィス マネジャーの解説

2024年7月~9月の中部エリアの転職求人倍率は、7月2.89倍、8月2.98倍、9月2.97倍。さらに、doda人材紹介経由での採用成功数では、前年同期比(2023年7月~9月)で120%程度増加する結果となりました。

各社の採用トレンドを見てみますと、24年度採用計画の遂行は全体的に遅れているケースが目立ち、採用活動に新たな工夫や改善、チャレンジをされる企業も増えています。加えて、新卒採用も例年に比べると目標を達成していないケースが増えていることも見られるようになりました。各社は、母集団形成最大化のために、「社会人経験1~2年を採用」「外国籍採用」「ミドル・シニア層採用」などに取り組んでいます。また昨今では、経営目標にDE&I実現を掲げる企業も増え、「女性幹部(候補)採用」などのニーズも高まりを見せています。

今期は、前期(2024年4月~6月)同様、転職希望者数は前年同期比でやや減少傾向に推移していますが、内訳として、社会人1~2年目の転職希望者数は増加しています。若手層の中では、就業環境の改善やキャリアチェンジを希望する声も多く、特に面接では「見極める」だけではなく「惹きつける」情報提供の重要性が増しています。

24年度下期は、冬の賞与や25年度期初などのタイミングで転職を狙う、転職希望者の需要をいかに取り込めるかがポイントです。これまで採用未充足だった求人や継続して募集している企業の求人内容の見直しが進み、「ポテンシャル採用」「第二新卒採用」ニーズの拡大の兆候も強まっているため、採用要件外であった転職希望者にも採用機会の拡大が進むでしょう。

また、市場の採用難易度は年々高まりを見せているため、既存の採用手法や採用活動を採る企業も取り組み方のアップデートが求められるようになると予測されます。その具体的な観点としては主に3つです。一つ目は「採用ターゲットの要件定義」です。「未経験採用」「第二新卒採用」に加え、「外国人採用」「ミドル・シニア層採用」など、いかに多様な人材を活かすか、というテーマに向き合い採用活動を進める企業が増加しています。二つ目は「選考スピード」です。採用成功する企業の約70%は、書類選考にかかる日数を「3日以内」に抑えるなどしているため、採用活動をスピーディーに行っています。三つ目は「採用手法・採用体制」です。新卒・中途含めた採用計画(目標)の進捗の遅れが目立つようになり、「通年採用」のために、RPO(リクルートメント・プロセス・アウトソーシング)サービスを活用する事例も増えています。「通年採用」×「採用活動のアップデート」が今後のキーワードとなりそうです。

そのほか留意すべき点として、転職活動をする人の8割が現職に就労しています。つまり転職活動に割ける時間は多くありません。そのためオンライン面接を導入せず「対面面接のみ」など、転職希望者の事情に配慮が薄いと感じさせてしまうと採用活動に苦戦する傾向にあります。転職希望者の働く価値観を理解した上で、訴求軸や採用ブランディングなどの施策を見直すことが大切です。

(doda中部オフィス ゼネラルマネジャー 大橋 泰平)

業種別の転職市場動向(中部エリア)

2024年9月の転職求人倍率は、前月差で12業種(「その他」は除外)のうち3業種が減少しましたが、前年同月差では12業種(「その他」は除外)のうち「メディカル」(前年同月差-0.01pt)以外が上昇しています。求人数は前月比で12業種(「その他」は除外)のうち1業種のみが減少し、前年同月比では12業種すべてが増加しました。転職希望者数は、前年同月比で12業種(「その他」は除外)のうち7業種が減少しており、最も減少率が高かったのは「建設・不動産」(前年同月比89.0%)でした。

業種 2024年7月 2024年8月 2024年9月
求人倍率 前年同月差 求人倍率 前年同月差 求人倍率 前年同月差
全体 2.89 0.85 2.98 0.82 2.97 0.70
IT・通信 6.88 1.19 7.16 1.34 7.52 1.22
メディア 2.42 0.40 2.49 0.33 2.55 0.28
金融 1.95 0.60 2.06 0.50 2.16 0.58
メディカル 1.13 0.15 1.13 0.02 1.12 ▲ 0.01
メーカー 2.98 0.87 3.22 0.99 3.14 0.87
商社 1.58 0.20 1.55 0.10 1.56 0.13
小売・流通 1.37 0.50 1.36 0.44 1.36 0.45
レジャー・外食 0.96 0.06 1.00 0.11 1.08 0.05
エネルギー 2.06 0.39 2.22 0.46 2.09 0.09
建設・不動産 5.23 0.82 5.26 0.91 5.45 1.20
コンサルティング 4.98 0.76 5.71 1.01 6.02 1.67
人材サービス 16.58 8.06 16.68 7.83 17.63 6.26
その他 0.30 0.01 0.31 0.00 0.30 0.01

職種別の転職市場動向(中部エリア)

2024年9月の転職求人倍率は、前月差で11職種(「その他」は除外)のうち5業種が上昇し、前年同月差では11職種(「その他」は除外)のうち10職種が上昇しています。また求人数は、前月比で11職種(「その他」は除外)のうち3職種が減少、前年同月比では「専門職(メディカル)」(前年同月比90.0%)を除いた10職種が増加しています。転職希望者数は、前年同月比で11職種(「その他」は除外)のうち増加したのは3職種のみ。特に減少率が著しかったのは「専門職(コンサル・金融)」( 前年同月比88.5%)でした。

職種 2024年7月 2024年8月 2024年9月
求人倍率 前年同月差 求人倍率 前年同月差 求人倍率 前年同月差
全体 2.89 0.85 2.98 0.82 2.97 0.70
営業 2.81 0.71 2.84 0.62 2.81 0.50
企画・管理 2.59 0.54 2.78 0.58 2.93 0.73
エンジニア(IT・通信) 11.56 2.31 12.15 2.73 13.17 3.06
エンジニア(機械・電気) 6.78 3.04 7.13 3.30 7.12 2.69
専門職(メディカル) 0.67 ▲ 0.05 0.68 ▲ 0.10 0.65 ▲ 0.06
専門職(化学・食品) 2.44 1.28 2.51 1.29 2.53 1.28
専門職(建設・不動産) 5.22 0.72 4.87 0.36 4.79 0.42
専門職(コンサル・金融) 4.84 0.79 5.67 0.90 5.30 1.04
クリエイター 0.63 ▲ 0.02 0.66 0.03 0.70 0.06
販売・サービス 1.12 0.26 1.17 0.25 1.12 0.17
事務・アシスタント 0.24 0.06 0.25 0.05 0.27 0.05
その他 0.02 ▲ 0.00 0.03 0.00 0.03 0.01

※「転職求人倍率」は小数第三位を四捨五入。また、「転職求人倍率」の除数となる転職希望者数の業種(職種)については、希望業種(職種)ではなく直近の経験業種(職種)に準じている。
※想定勤務地に中部エリア(愛知県、三重県、岐阜県、静岡県)が含まれる求人、および、希望勤務地に中部エリアが含まれる転職希望者が集計対象。

※こちらのPDF版レポートは、経営者や人事・採用担当者の課題解決を手助けするWebメディア「d’s JOURNAL(ディーズジャーナル)」byパーソルキャリアからダウンロードできます。

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